コンテンツ 僕のバレットジャーナル考

バレットジャーナルに関するみんなの誤解ランキング-トップ10

モニタを見て叫んでいる男性の写真

僕はブログを開設してから、一貫してバレットジャーナル(*1)について紹介をしてきましたが、だいたい言いたいことは言えたかなと感じています。

でもちょっとだけ言い足りなかったことや、少しだけ補足しておきたいことなどが残っています。

そこで今回は、バレットジャーナルについて誤解されていることの多い点をランキング形式にしてあなたにお伝えしたいと思います。

あなたがバレットジャーナルの本質を理解するために、少しでもお役に立てるとうれしいです。

(*1)バレットジャーナル

アメリカ人デジタルプロダクト・デザイナーのライダー・キャロル氏が考案した独自のノート術の名前。

日本では2015年ごろから徐々に知られるようになり2019年の4月にライダー・キャロル氏本人による初の公式ガイドブックが出版されたことで大きな注目を集めた。

【公式サイト】 How to Bullet Journal

■ 第10位:ルールが複雑で理解できません。

たくさんのプラグが刺さった機械の写真

確かに、バレットジャーナルにはたくさんのルールやテクニックがあります。

最初にその全体像をすべて把握してから始めようとすると、大変さにひるんでしまうことがあるかもしれませんね。

初心者はとにかくシンプルに始めればよいと思いますよ。

バレットジャーナルの本来の姿は「ラピッド・ロギング」、つまり迅速に記録することです。

そのためになるべく記号や短文を使って情報を記録し、整理するんです。

そしてバレットジャーナルには「コアコレクション」とよばれる主要な4つの書式があります。

それが

  • 検索性を高める「インデックス」(目次)
  • 来月以降の予定を管理する「フューチャーログ」(未来のことを書く)
  • 今月の予定を管理する「マンスリーログ」(月間のスケジュールやタスクの管理)
  • 毎日の予定を管理する「デイリーログ」(その日のスケジュールやタスクの管理)

です。

まずはこの4つだけでも十分だと思います。(僕などはコアコレクションすら使っていません)

完璧なバレットジャーナルを目指すことよりも、まずは簡単な処理でもいいので習慣化することがとても重要なのです。

そして習慣化できてから徐々にルールを複雑にしたり、使うコレクションを増やしたりすれば良いのです。

補足画像:基本と応用の概念を説明するイメージ図

 

■ 第9位:バレットジャーナルよりも優れた手帳術は他にもありますよね?

女性がこちらを見ている写真

おっしゃる通りです!

もしあなたがすでにバレットジャーナルよりも優れた手帳術を活用しているのであれば、今さらバレットジャーナルに乗り換える理由などまったくありません。

ですがもし、あなたの手帳術にバレットジャーナルの要素を加える余地があるとすれば、それは積極的に行うべきだと思います。

ちなみに僕はバレットジャーナルが万能だと思っていませんし、バレットジャーナル至上主義者でもありません。

むしろバレットジャーナル原理主義者の方が僕のバレットジャーナルをみたら発狂しかねないほどルーズな使い方をしています。

例えばバレットジャーナルには「コアコレクション」とよばれる主要な4つの書式がありますが、僕は使っていません。

また目次の役割を果たす「インデックス」というページの更新が面倒なので、その必要が無いようにシステム手帳を使っています。

あるいはバレットジャーナルに出会う前から行っていた管理方法を、現在もまだ引き続き使っています。

僕が言いたいのは、バレットジャーナルもあくまで選択肢のひとつにすぎないということです。

ただし、ここで僕が強調しておきたいのは「バレットジャーナルは手帳術や時間管理術ではない」という点です。

バレットジャーナルより優れた手帳術が存在することを表すイメージ図

僕のブログにしつこくバレットジャーナルを取り上げている理由はそこにありますが、バレットジャーナルの神髄は手法ではなく、マインドや自分との向き合い方にこそあるのです。

誤解を恐れずに言えば、バレットジャーナルとは思考術であり、人生哲学であり、自分探しの旅なのです。

■ 第8位:可愛く書けないから私にはとてもできない。

机の上にカラフルな画像が置いてある写真

バレットジャーナルは、考案者のライダー・キャロル氏が2013年に動画を公開したことで世界的な広がりを見せました。

その後、SNSを通じて自分が使っているバレットジャーナルを見せ合いっこするというカルチャーも生まれています。

ところがそのカルチャーが思わぬ副産物(?)を生むことになりました。

それは通称「発展型」と呼ばれるアート作品のような方向性を好む人たちの出現です。

このグループの特徴としては、正直「やり過ぎだ!」と思えるほど、凝ったバレットジャーナルを作っているという点にあります。

一例をお目にかけましょう。

 
 
 
 
 
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いかがでしょうか。

もしあなたがバレットジャーナルを初心者だとして、これらのバレットジャーナルを目にしたとき

「これは私には無理だ」

と感じてしまうのもいたしかたないことだと思います。

ですが、普通の人がこれらのバレットジャーナルを参考にするのはそもそも無理があると思います。

だからこれからバレットジャーナルを始めようとする人は、あなたが出来る範囲の内容でトライすれば良いのです。

・・・

例えば、「シンプルなのに驚くほどうまくいく! バレットジャーナル活用術」という本を執筆されたねこねこさんも発展型系のバレットジャーナラー(*2)のひとりです。

僕からしたら、もう「病的にイラストが上手くて丁寧な仕事をする人」なのですが(ホメてます)、最初はシンプルなTODOメモからスタートしたとのことです。

小さく始めて、大きく育てる。

そういう気持ちでまずは始めてみたらいかがでしょうか。

●書籍名:シンプルなのに驚くほどうまくいく! バレットジャーナル活用術
●著者:ねこねこ
●出版社:エムディエヌコーポレーション

バレットジャーナラー(*) そんな言葉があるかどうかは分かりませんが。

・・・

次のページでは第7位から第5位までを発表しています。

「私には無理かも…」

そんなふうに思っている人の背中を押すような内容になっています。

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